スタンダードチャータード銀行の口座開設 2025年03月の状況

2025年3月に香港に旅行に行った際に、スタンダードチャータード銀行の口座開設ができたらいいなーと、本店窓口に行ってきました。
結論としては、「現在は香港 ID を保持していないと口座開設はできない」です。

スタンダードチャータード銀行

スタンダードチャータード銀行はイギリス系の銀行金融グループで、香港ドル発券銀行の1つでもあります。
HSBC 香港のライバル銀行といったところでしょうか。

キャセイパシフィック航空のクレジットカードを発行していて、アジアマイルが貯まる商品も提供しています。

口座の必要性

スタンダードチャータード銀行は、キャセイパシフィック航空のアジアマイルが貯まる定期預金を提供しています。

Asia Miles Time Deposit

2025年04月29日時点では、以下のように 100,000 HKD (約1,900,000円) の新規資金で1年定期預金を組むと、28,000マイルがもらえます。

通常の1年定期預金の金利は 2.8% となっています。
1マイル = 0.1 HKD といった感じですね。


HSBC 香港でも、新規資金に対しては優遇金利が設定されています。

Preferential New Fund Time Deposit Rates


この2つの定期預金を利用するために、HSBC 香港とスタンダードチャータード銀行で資金を行き来させたいなーと思っていました。

いざ、スタンダードチャータード銀行

ということで、香港旅行のついでに、スタンダードチャータード銀行の支店へ行ってきました。

1回目

1回目の訪問は、2024年3月でした。
尖沙咀にある大きめの支店へ。

口座開設したい旨を伝えると、

  • 非居住者が口座を作るには目的を明確でないとダメ
  • 仕事する、学校にいくなど

ということでした。
投資目的でまずは定期預金を組みたい旨と伝えると、パスポートを求められて、最低入金 50,000 HKD と告げられました。
HSBC 香港の口座を開設した時は、初期入金 10,000 HKD くらいだった記憶があったので、キャッシュで約100万円相当の HKD を用意しておらず、口座開設はできませんでした。

ただ、50,000 HKD で口座開設できる、ということが確認できたのは収穫でした。

2回目

2回目の訪問は、2025年3月です。前回からほぼ1年後です。

1回目と同じく尖沙咀の支店に向かうと、移転したのかなくなっていました。
スターフェリーにも乗りたかったので、香港島にある本店へ。

本店の受付で口座を作りたい旨を伝えると、地下へ行くように案内され、地下で順番待ちの紙を取って5分ほど。
行員さんがきて個室へ案内してもらいました。

口座開設したいことを伝えると、香港IDの提示を求められました。
非居住者なので持っていないことを伝えると、香港IDがないと口座開設は受け付けられないとのこと。。。
去年の話を伝えると、どうやら2025年2月でレギュレーションが変わって、香港 ID が必須になったとのことでした。

今回は 50,000 HKD を用意していたので口座開設できると思っていたのですが、思わぬ落とし穴がありました。

まとめ

冒頭にも書きましたが、2025年3月時点で

スタンダードチャータード銀行の口座開設は香港 ID が必須

となっています。
非居住者は口座開設できない、ということなのでご注意ください。