私は、2016年にHSBC香港の口座を開設しました。
株式投資もしたい、という話をしたはずなのに、なぜかそのときに投資口座は開設されていなかったので、2017年に香港を訪れた際にHSBC香港の支店で投資口座を開設しました。
で、その後は香港株式の売買はできるようになったのですが、米国株式(US Stocks)の売買をやろうとすると更に登録(Register)が必要とのこと。
私自身の手続きをするついでに、どういう対応が必要なのかを整理してみました。
US Stocks 売買の手続き
投資口座(integrated investment services account)の開設
まずは、投資口座(integrated investment services account)を開設する必要があります。
投資口座の開設は、HSBC香港の支店で手続きする必要がありますので、銀行口座開設の際に一緒に開設してしまいましょう。
私の場合は、銀行口座を開設する際に「株式の売買がやりたい」と力説したので投資口座も開設してもらえたと思いこんでいましたが、実際には開設されていなかったので、改めて支店に出向いて投資口座を開設してもらいました。香港に行く口実ができて嬉しい反面、二度手間になってしまいました。。。
皆さんはご注意ください。
必要書類
投資口座を開設したら、米国株式の取引を開始するために、3つの書類を提出する必要があります。
必要書類は、すべてHSBC香港のサイトからダウンロードすることができます。
ただ、これらも、銀行口座と投資口座を開設するときに一緒に手続きしてしまうのがベストだと思います。
3つの書類について、順番に見ていきましょう。
リターンシート
申し込み用紙的なものです。口座番号やサインなどを書きましょう。
以下のURLからダウンロードすることができます。
https://www.hsbc.com.hk/pws/Components/personal/assets/pdf/usreturn.pdf
W-8BEN
W-8BEN は、アメリカでの利子や配当などの受益者が外国籍であることを証明するための書類です。
この書類を提出することで、アメリカで30%の税金が課せられるところ、10%に減額されます。
以下のURLからダウンロードすることができます。
http://www.personal.hsbc.com.hk/1/PA_esf-ca-app-content/content/hongkongpws/investments/pdf/w8ben.pdf
書き方のガイドラインはこちらです。
https://www.hsbc.com.hk/pws/Components/personal/assets/pdf/GCW-8BEN_form.pdf
ガイドラインをベースに、書き方を簡単にまとめておきます。
- A
- 内容を読むだけでOKです。特に記載する箇所はありません。
- B Part I
- C Part II
- 9:何も書かなくてOKです。
- 10:何も書かなくてOKです。
- D Part III
- 1:HSBC香港の口座のサインを書きます。
- 2:サインを書いた年月日を書きます。2018年1月11日であれば「1-11-2018」という感じです。
- 1の下の部分:ローマ字でフルネーム(名・姓の順。Taro yamadaなど)を書きます。
- 3:本書類を提出する本人が書類を記載している場合は、何も書かなくてOKです。
NYSE Market Data Agreement
NYSEの市場データを使用する際に必要となる誓約書です。
https://www.hsbc.com.hk/pws/Components/personal/assets/pdf/nyse.pdf
書類の提出先
日本から手続きする場合は、これらの書類を郵送する必要があります。
以下の住所に書類を送りましょう。
The Hong Kong and Shanghai Banking Corporation Limited,
P O Box 72677,
Kowloon Central Post Office,
Kowloon,Hong Kong
まとめ
私はHSBC香港の支店で手続きしたのですが、手続き完了までに2~3週間ほどかかるとのことでした。
で、支店で手続きしてから2週間ほどして、HSBC香港から郵便物が届きました。
手続き完了のお知らせかと思ったら、「書類レビューしたけど、サインが登録されているものと違うので、送り直してね。」という残念なお知らせでした。
改めて書類を作成して、HSBC香港へ送りましたので、まだ米国株の取引は開始できていません。
結果が出たら、ご報告します。