HSBC香港には、香港株を取引する際に非常に便利な「Stocks Monthly Investment Plan」という仕組みが用意されています。
Stocks Monthly Investment Plan を使って香港株を購入することにしましたので、簡単にまとめてみます。
Stocks Monthly Investment Plan とは
「Stocks Monthly Investment Plan」は一言でいうと積立投資の仕組みになります。「SMIP」と書かれる場合もあるようです。
毎月自動的に指定した株式を定額購入することができます。
国内の投資信託などの積立投資と同じイメージですね。
積立金額は1,000HKDのから設定することができます。
購入タイミングは、実際に試したとこでは15日でした。
メリット
毎月自動的に一定額を購入する形になりますので、ドルコスト平均法を活用することができます。
また、通常であれば株式の売買には手数料が発生しますが、Stocks Monthly Investment Planを使って購入する場合には購入手数料は発生しません。
香港株の売買手数料は約定代金の0.25%(最低手数料100HKD)となります。最低でも1,500円ほどの手数料がかかることになりますので、これが免除されるのは大きなメリットだと思います。
デメリット
対象は香港株のみとなり、米国株などを積み立てることができません。
また、香港株といっても全ての銘柄が対象というわけではなく、Stocks Monthly Investment Planに対応した銘柄のみが対象となります。
SMIPの説明ページによると、全部で66銘柄が対象になっています。
利用方法
Stocks Monthly Investment Plan の利用方法を簡単にまとめてみます。
設定
まずは、普段どおりインターネットバンキングへログインし、画面上部にある「My investments」をクリックします。
メニューが展開されたら、「Buy HK stocks」をクリックします。
画面が切り替わったら、左側メニュー下部にある「Stocks StocksMonthly Investment Plan」をクリックし、必要事項を入力します。
- 購入する株のコードを入力する。
例えば、HSBC香港の株を買うのであれば 5 です。 - 毎月の購入額を入力します。1,000HKD以上、1,000HKD単位です。
- 毎月の購入額以外で追加購入したい場合は、その額を入力します。5,000HKD以上、1,000HKD単位です。
- 取引に使う口座を指定します。
- 取引開始年月を選択します。
必要事項を入力したら、画面を下へスクロールさせて「Go」ボタンをクリックします。
規約が表示されますので、ざっと内容を確認しましょう。
確認したら、画面を下へスクロールさせて「Agree」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されますので、内容に間違いがないか確認してください。
問題なければ「Confirm」ボタンをクリックします。
取り消しや変更をする場合は、「Cancel」や「Modify」をクリックしてください。
確定画面が表示されますので、これで手続き終了です。
設定したPlanを一覧で表示したりする画面を探してみたのですが、見つけられませんでした。
メモしておくなどしたほうがよさそうです。
設定解除
一度設定したStocks StocksMonthly Investment Planを解除する方法も確認しておきます。
「Stocks StocksMonthly Investment Plan」の画面から、以下のように操作します。
- 「Terminate Stocks Monthly Investment Plan」をクリックします。
- 対象の香港株のコードを入力します。
- 取引に使っている投資口座を選択します。
- 解除する年月を選択します。
必要事項を入力したら、画面右下の「Go」ボタンをクリックしましょう。
確認画面が表示されますので、内容に間違いがないか確認してください。
問題なければ「Confirm」ボタンをクリックします。
クリック後、確定画面が表示されたら解除完了です。
注意事項
Stocks Monthly Investment Plan を利用する上で、1つ注意点があります。
それは、
「口座残高が不足している場合でも、積み立てが行われる」
という点です。
私は毎月 1,000 HKD で積み立て投資しているのですが、いつの間にか Saving Account の残高が 1,000 HKDを下回っていたのですが、それでも積み立て投資による買い付けが実行されました。
残高がマイナスになったら、Overdraft fee が 120 HKD も発生してしまいますので注意が必要です。
マイナスになるなら、買い付けを止めてくれたらいいのですが、どこかに設定箇所があるのかな。。
まとめ
ドルコスト平均法を活用して、株式を定額で積み立てられるのはメリットですが、対象銘柄が少ないのが残念なところです。
ただ、買付け手数料が無料なので、買いたい銘柄が含まれているようであれば利用する価値はあると思います。
将来的に積立対象がもっと増えると嬉しいのですが、どうなんでしょうね。