FX会社の一つである「マネーパートナーズ」には、2015年4月から「連続予約注文」という機能を提供しています。
今回、この機能を使って自動売買的なことを試してみましたので、ご紹介します。
「連続予約注文」とは?
マネーパートナーズの連続予約注文は、あらかじめ買値と売値を指定する注文を一度に2件から最大20件まで同時に発注できる注文方法です。
例えば、1ドル110円で買って、1ドル111円で利益確定、109円で損切り、といった設定を行っておけば、決済されたら新たな同内容の注文を自動的に出してくれます。
詳細は、マネーパートナーズのページを参照ください。
「連続予約注文」のメリット
「連続予約注文」と似たようなことを実現できるサービスとして、マネースクェアジャパンの「トラリピ」や、外為オンラインの「iサイクル」などがありますので、これらと比較しながらメリットを見てみましょう。
スプレッド幅が狭い
スプレッドの幅がかなり狭いです。
例えば、米ドルを取引する場合のスプレッドは 0.3銭 ですので、1万通貨を売買しても 30円で済みます。
マネースクェアジャパン や 外為オンライン と比較してみると、以下のようになっています。
どの通貨ペアのスプレッド幅を見ても、マネーパートナーズが一番狭いですね。
これは売買を繰り返す連続予約注文においては、かなり大きなメリットです。
取引手数料 0円
連続予約注文の機能を使うためのコストは 0円 です。
マネースクェアジャパンの「トラリピ」や、外為オンラインの「iサイクル」は、取引手数料が発生してしまいます。
比較してみると、以下のようになっています。
例えば、10,000通貨を売買すると、マネースクエアジャパンでは100~500円、外為オンラインでは400円の取引手数料が発生してしまいます。
マネーパートナーズであれば、0円です。
取引単位が小さい
マネーパートナーズでは、100通貨単位から取引ができますので、少額の資金から取引を始めることができます。
これに対して、マネースクエアジャパンや外為オンラインは1,000通貨単位からの取引となっています。
マネーパートナーズの口座開設は、以下からどうぞ。
連続予約注文を使う
ということで、マネーパートナーズの連続予約注文を使ってみます。
私は、マネーパートナーズの FX nano というサービスを使っていますので、こちらでの注文方法を簡単にまとめます。
マネーパートナーズへログイン
まずは、マネーパートナーズの自身のnano口座へログインします。
注文方法設定
ログインしたら、クイック発注ボードが表示されると思いますので、右上の注文設定部分を見てみましょう。
ログインした直後は、注文方法が「ストリーミング」になっていると思いますので、以下のように「連続予約」を選択します。
注文内容の設定
連続予約注文の設定画面に切り替わったら、注文内容を入力していきます。
まずは、通貨ペアを選択して数量を入力します。そして、下のほうにある利食い条件を設定します。
以下の例では、USD/JPY を 113.800円で1000ドル買い、10pips(0.1円)で利食いする設定になります。
利食いや損切りの値幅は、右上の歯車アイコンをクリックすると設定画面が出てきますので、そこで変更することができます。
注文内容を入力したら「続けて注文を入力する」をクリックします。
連続注文2回目の設定画面で、連続条件という項目がありますので、ここを「前注文の利食い約定時」に設定してください。
ここは重要なポイントです。「新規約定時」にしてしまうと、一気に20個の注文が出されてしまって、残念な感じになります。
1回目の注文の利食いが完了したら、2回目の注文を出す、という流れにしなければ連続予約注文の意味がありませんので、ご注意ください。
あとは、「続けて注文を入力する」をクリックし続けて、20回分の注文を設定し発注します。
要領が分かれば、ここまでの操作で1分もかかりません。
繰り返し
ここまでの操作を、指値を変えて必要な分だけ繰り返します。
例えば、1ドル100円~110円の間で1円刻みで連続予約注文を出す場合は、
100円で20回注文
101円で20回注文
・
・
・
109円で20回注文
110円で20回注文
という形で、20回注文を10セット分、発注します。
ただし、マネーパートナーズの連続予約注文は指値注文になりますので、現在値よりも有利な注文を出すことができません。
例えば、現在値が110円だとすると、109円の買い注文は出せません。
これはまあまあ不便で、現在値が出したい指値を下回るまで待つ必要があります。
メンテナンス
1つの連続予約注文は、20回売買されると終了してしまいますので、同じ内容で手動で再注文する必要があります。
これもまあまあ手間ではありますが、約定通知メールを見ながら売買回数が20回になったら都度注文を出して連続予約注文が継続していくようにしましょう。
私の注文設定
指値の間隔を小さくすればするほど、たくさんの売買が行われて利食いの回数が増えますが、その分たくさんの証拠金も必要となってきます。
大きな値動きがあった場合にロスカットされないように、余裕を持った設定にしておくことが大切です。
私は、買い注文のみで損切りはしない(保持し続ける)方針で設定をしてみました。
はじめは、以下のような内容で開始しました。
- 米ドル/円
- 105円~117円
- 200通貨単位
- 買注文のみ
- 5銭刻みで注文
- 利食い注文:10銭
- 損切注文:なし
1回の売買で、20円の利益が出る計算です。
ちょっと細かく刻みすぎかもしれませんが、これくらいで様子を見ながら調整していこうと思います。
すべて約定して保持している状態の必要証拠金は約22万円になります。
また、105円時点の含み損は約29万円になりますので、資金は50万円以上は用意しておきたいところです。
まとめ
私の連続予約注文の運用状況は、以下から参照してください。
いまのところ順調に利益を積み上げることができています。
少し注文やメンテナンスの手間がかかりますが、基本的には放置しているだけで少しずつ利益が積みあがっていくので、不労所得のようでとても楽しいと思います。
相場の急変にも耐えられるように、資金管理は必要ですがずっと相場に張り付いておく必要がないため精神衛生上も健全だと思います。
皆様もよろしければお試しください。
マネーパートナーズの口座開設は、以下からどうぞ。